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ハイケイ、アイバマサキサマ。ソシテ、シンアイナルアラシノミナサマヘ。
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何から書こうか、すごい迷います。
ネタばれになることは後回しにするとして。

あ、まずこれを言いたい。
平幹二朗さん、めちゃくちゃ格好良かったです!!!!
最近、この舞台のおかげで平さんを意識的に見るようになり、
心構えは出来ていたのですが、やっぱりすごいんですね。
あの人の一人芝居で2〜3時間でも見てられると思います。
なんなら、目をつぶって声を聞いてるだけでもいいや。
あの声が要所要所で芝居の流れを引き締めてくれていたし、
シリアスもコミカルも、さらっと持って行く安心感がありました。
カーテンコールのとき、最後から二番目に出て来るのが平さんなんですが、
私、そのとき「きゃあ」って言いましたからね。
出て来ただけで嬉しかったので。
もう大喝采ですよ。めっちゃ手叩いた!

初日のカーテンコールが特別多くて挨拶もあったそうですが、
二日目は三回。まずは全キャストが数人ずつ順々に出て来て、
さきほども書きましたが、最後から二番目に平さん。
そして最後に相葉さん。
たくさんの共演者の方々の真ん中に立って、
上手へ手をすっと伸ばして、全員でお辞儀。
次に下手へも同じように、最後に真ん中へ両手を広げたあと深々とお辞儀です。
前回のとき、座長らしくそれを仕切らないといけないのに忘れてて、
田島さんに促されてたこともありましたが、今回はまあ立派なもんでした。

二回目は両サイドから相葉さんと平さんがそれぞれ出て来て、
ステージ真ん中で合流。がっちり握手。
そのあとまた全員出て来てみんなでお辞儀です。
今回、思っていた以上にキャストが多くてざっと20人はいたのかな?
ステージ横一列ざーっと並ぶと結構な人数なんですが、
なんか、みんないい人だった(笑)。
会場のほとんどが相葉さん目当てで来ているのは一目瞭然なのだけれど、
こちらに手を振ってくれたり、はしゃいでくれたり、
すごくサービス精神旺盛で、楽しそうでした。
真ん中に立つ相葉さんはすごくしっかりしていたけれど、
やっぱり引っ張っていってるというよりは支えられてるという感じ。
明るくて、いい仲間でやってるんだろうなあという印象でした。

三回目は下手(だったと思う)から相葉さんが一人でたたたっと出て来て、
生声で「ありがとうございました」と一礼。
両手を折り曲げてもものあたりにぴしっとくっつけて(前ならえの先頭の人みたい)、
足も真っすぐ揃ってて、きれいな90度のお辞儀。
何度も言ったことがありますが、
私、あんな綺麗なお辞儀する人を他に知らない気がします。
そのあと、セット内にある階段に昇ってお得意のお手振り。
会場みんなして相葉さんに手を振ってました。
なんか変な光景ですけど。
そこは拍手ではないのかと思いつつ、誘導したのは相葉さんの方です。

お話とは全然関係ないですけど、相葉さんは無駄に格好良かったです。
この日は私的に初日だったのと、席が一階の最後列ということもあって、
まずは全体を見ようとオペラグラスを一切使わないで臨んだので、
表情の細かいところはあまり見えなかったのですが、
囚人の中にひときわ輝くおしゃれボーイが居たのは間違いなかった。
囚人服、ガーデニングをするときの庭師服、仮釈放のときの私服、
どれをとっても、相葉さんの着こなしセンスが光ってしまってました。
これは冷静に舞台を観るためには要らない要素とも言える(笑)。
ちょっと腰履き風でおしりのところがよれてる感じとか、
襟が立ってるところとか、もうあんたなんなの!! ってくらい、
いちいち格好良かった。今の髪型も少し短めですっきりした印象ですし。
顔のでかい(というか長い)なすびや、体格のいい他の囚人役の方々の中に
混じると、相葉さんはホント線が細くて、華奢で繊細な存在でした。
邪なハナシですけど、お話とか演技とか一切関係なく、
相葉のビジュアルだけ見て楽しむっていう臨み方もアリだと思います。
こんなこと言う自分も残念だけど(笑)、相葉さんのビジュアル絶好調超です。
あーれはずるい!!

ちなみに、私は会場にいたにも関わらず全然気付かなかったのですが、
キャプテンが観に来ていたそうで。終演後、その日は入っていないお友達から
メールが来ていて教えて頂きました。外にいる人の方が情報早いんだな(笑)。
いやでも、関係者席に近いとかじゃないと分からないですよ、実際。

では、以下ネタばれ含みますので隠します。
総合的にはいい舞台だったなってことになるんですが、
当然善し悪しはあるので、全肯定したい方には続きは控えて頂いた方が
いいかも知れないです。あくまで個人的な感想なのでご了承くださいませ。

前回の『忘れられない人』のときは、かなり細かいところまで追ったのですが、
今回に関してはとても文字起こしが出来る内容ではないので、
そのへんはちょっと割愛になります。

私は原作映画を観てから臨んだくちですが、
内容はほとんど変わってません。流れもそんなに違わなかったと思います。
壁のない開放型の実験的更生刑務所エッジフィールドへ、
弟殺しの罪で服役中のコリン(相葉)が移送されるところから始まり、
同室になったファーガス(平さん)が、コリンの庭師としての才能をちょっと感じて、
バイオレット(いわゆるニオイスミレ)の種をプレゼントしてみて、
「こんなとこに咲くわけねえよ」とか言いながら投げやりに蒔いた種が、
立派に咲いてしまい(刑務所内の土壌じゃ有り得ないと思われた)、
それをきっかけに、刑務所内の仕事のひとつにガーデニングが追加され、
コリンを中心に囚人たちが次々とガーデニングの魅力に取り付かれる。
そんな中、ガーデニングの第一人者として有名なジョージナ(田島さん)の
計らいでイギリスで最も栄誉のあるガーデニングショー「ハンプトンコート」
に出品出来ることになり、障害や挫折を乗り越えながら奮闘するという話。
最後は賞を逃すも、非公式で女王陛下はコリンたちの作品が一番良かった
と言っているということで「やっほーい!」と寵愛を受けに行くという
ハッピーエンド、です。

舞台セットとしては、『忘れられない人』を観た方は分かると思うんですが、
回転式で、場面転換ごとにそれがぐるっと回ると、
次のシーンに変わるというあれが、今回も搭載されていました。
グローブ座より青山劇場の方が当然広いし、奥行きもあるので、
前回よりひとまわり以上デカい印象。
回転式セットの真ん中に大きな木が一本あって、
そのふもとに生演奏の人たちが常にスタンバってます。
チェロとギターとキーボードっぽいものもあったかな?
それとドラムの代わりになんとボイスパーカッションの人がいるんですよ。
その人の存在がいいようにも悪いようにも影響します。
目立つんですよね、単純に。だって、いちいち立つんだもん。しかも金髪。
そして、リズムを取るのにかなり揺れるんだもん。右腕を上下に動かすし。
盛り上がってるシーンでは相乗効果でいい感じになるんですが、
役者の演技に注目したいシーンだと気が散ります。
でも、なんかこだわったんでしょうね。試みとしては面白かったですけれども。
そもそも生演奏である必要があったかとか、言い出せばキリがないですが、
何度も言いますが、試みとしては面白かったと思います。斬新さはあったというか。
回転式セットの軸部分におしゃれ演奏者がいるっていう絵だけ見れば、
なんかいい雰囲気だったので。

そして、問題の相葉さん演じるコリン。
先程も書きましたが、ちょっと短めの茶髪で耳が見えるようなアップめの
スタイリングで、本当にイメケてました。他の人と馴染まない異端児的な
存在という意味で、役作り的にもそのビジュアルは合っていたように思います。
まあ、ちょっと地味だったかなとも言えます。
人数が多いので、ときどき他の人に紛れてしまう感もあり。
で、演技なんですが。原作でのコリンはぶっきらぼうな感じなので、
あれをそのまま相葉さんがやったらどうなのかなという懸念が、
映画を観たときに思った感想だったのですが、
まあ、懸念は見事的中しましたよね。
個人的には演技者。シリーズ『狂うがまま』の一八再来といった印象でした。
相葉さんのぶっきらぼうの引き出しって、あれなのね。
いやでも、さすがに少しは上手くはなってますけど。
ガーデニングチームの監督役ということでみんなを仕切るシーンとか、
ケンカを始めてしまう仲間を仲裁するシーンとか、
声を張ることが結構あるんですが、そういうとこはあんまり良くないです。
ただ、一人芝居をするシーンもちょいちょいあるんですが、そっちは断然いい。
声を張り上げたり叫んだり、「ちっ」とか言って思春期風のときではなくて、
例えば、仮釈放の審査を受けるときに自身の気持ちの変化を聞かれて、
自分には何も出来ないと思ってたけど、ファーガスのくれた種のおかげで
植物を育てる喜び、自分でもこんなことが出来るんだという希望が持てた
みたいなことを述べるときの、淡々と語りながらも感情が揺れる感じ。
あと、ファーガスが死んだあと、遺骨の粉をショーに出した作品の
植物に巻くんですけど、そういうときの喋らないけどファーガスへの
想いが伝わってくる感じとかはすごく良かったと思います。
相葉さんは、静かな演技の方が合ってるような気がします。

相葉ファン視点で見て、面白かったのは、
ファーガスからもらった種を持って外に出るときに
コートを着ようとするんですが、ジッパーが付いてて、
そのチャックの部分がなかなか噛み合なくて一瞬テンパってたり、
チャックが噛み合ったと思ったら、今度はジッパーがうまく上がらなかったり、
ちょ、もう勘弁して! という、見る側をハラハラさせて止まない相葉さんがおりました。
そのシーンに関しては、終演後、相葉ファンの方と話してて爆笑でしたけど。
もうね、そういうスリリングな演出は要らないです。
別にコートの前が開きっぱなしでもいいじゃん!
多分、会場中のアイバカが固唾を飲んで見守ったよね。
どうしよう、いつかホントに閉まらなかったみたいな回が出て来る気がするよ。

あとは、恋人役のプリムローズとのシーン。
仮釈放になって良い仲になるんですが、
やっぱり仲間とハンプトンコートに出たい! ということで、
花屋のガラス窓を割って、黄色いバラを盗む(プリムローズへの餞別用)という
軽犯罪を犯して刑務所へ戻るんですが、
無事ハンプトンコートも成功して、再会を果たしたときに、
ガーデニングだけじゃなくてキミも大切にしたいみたいな、
仲直りのシーンがあるんですけども。
そこでまずコリンがプリムローズに向けて「おいで」のポースで、
両手を広げるんですよね。その時点でハグが来る…!!
って分かるじゃないですか。その瞬間会場に緊張感が走ったのを私は感じました(笑)。
『あいばのハグまであと1秒!』みたいな。
全員が身構えましたよ、多分。実際たいしたラブシーンでも何でもないんですが、
明らかに空気が変わったのには笑いました。
でも、別にそこで歓声が起こったわけでもなく普通に終わったので問題ないんですが、
ファンにしか分からない何かがあったので面白かったです。

やっぱり一番良かったのは、囚人が一致団結してハンプコートに
出品するための作品作りに取りかかるシーン。
最初は内務大臣のせいで作りたくもない「岩石庭園」とかいうセンスのない
作品を作らされていたんですが、それが火事で燃えてしまって、
もう時間のない中、やっぱり自分たちの作りたかった庭園を作ろう!
ということで、もうその時点では亡くなっているファーガスの残した案、
「野生庭園」を作るために奮闘します。
ここが物語の見せ場で、宮田さんも青山劇場にどうやって花を咲かせるか、
と気合いの入っていたシーンだと思うんですが、
すごく綺麗でした。植物をめいっぱい持ち出して、舞台中に並べていくんですが、
囚人たちが軽くダンスのようなステップを踏みながら、次々に花を咲かせていく。
その中心にコリンがいて、階段を昇って全体を眺めて指示をしたり、
ガッツポーズをしたり、ハイタッチをして喜んだり。
楽しそうで、いいシーンでした。
出来上がった庭園も、照明に照らされてすごく綺麗だったし。
途中、囚人たちが横並びになってダンスをする中心にコリンが立って、
コリンは踊らないんだけれど、ファーガスと咲かせたバイオレットの鉢を持っていて、
みんなを見ながら、誇らしそうに、嬉しそうにしているコリンは素敵だったな。
一番の見せ場がちゃんと一番見応えがあって、嬉しかったです。

他にも色々あるんですが、次に持ち越します。
コリンとファーガスの掛け合いとか、肝心なことを書いてないですが。
やっぱり舞台レポって難しい。

今日はこれからもう一度青山行ってきます。
もうちょっとじっくり見てから、細かいところもまた追えればなと。

相葉さんに関しては、最初にも書いたようにいいところも悪いところもあって。
でも、これから少しは良くなるんじゃないかなとも期待しています。
うすっぺらいところが急に良くなるとは思えないけれど。
ただ、一番心配していた青山劇場っていう大きな箱で、
小さくまとまってしまうんじゃないかとか、
全然見応えがなかったらどうしようとか、そういうのは払拭されたので良かったです。
最初から完璧なもん見せないと意味がないと言ってしまえばそうなんですけどね。

でも、観る方も演る方も雰囲気は良くて、
いい舞台になるんだろうなという気はしています。
えらそうですけど、そんな感じです。
今はこう言ってますけど、後からじわじわに違いない。
そんな予感もします。

では、行ってきます。
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・ 無題
こんばんは。

グリーンフィンガーズ、私は大阪公演を観劇に行くので、今はまだぐっと我慢しつつ皆様のレポ拝見しながら想像めぐらせている段階なのですが…
まず、平幹二朗を生で見られるということに一番興奮していたりします(笑)
やはり、あれだけの役者さんと同じ舞台に立てることがこれからどのくらいあるのかわからないし、相葉さんには盗めるだけ盗んでいってほしいと思っていたりします。
が、最も不安なのは、平さんと並んだ相葉さんがどう見えるんだろうってことなので、今からドキドキです。
今日レポ拝見して、自分の不安が的中しているところもあるなぁとも思いましたし・・・。

でも、本当にどこへお邪魔してもイケメン相葉さんのビジュアルには絶賛の嵐なので(笑)早く会いたいです!
まっつん URL 2009/02/26(Thu)02:16:45 編集
・ Re:無題/Rumy→まっつんさん
まっつんさん、お久しぶりです。

平さん、ちょう格好良いですよ。一挙手一投足が貴重というか。まっつんさんも期待しておられるようなので、そこはもう大プッシュです。相葉さんとの絡みは少し書かせて頂きましたが、意外といいですよ。勝手な予想ですが、多分、まっつんさんが想像しているよりも大丈夫だと思います。相葉さんの演技すべてに太鼓判を押すことは出来ないですが、いいところもたくさんあります。期待以上のところもあるので、どうぞお楽しみに!大阪へ行く頃は変わってるだろうなあと思いますよ。
2009/02/28 16:29
・ お待ちしてました
こんばんは、Rumyさん。
そして、お帰りなさい?かしら。

舞台レポ、ありがとうございます。
相葉さんの舞台を見たことがない私でも、何となく彼の演技や舞台の雰囲気が想像できるような親切な文章で、とても嬉いと言うか、ありがたいです。

無駄にカッコイイ相葉さんは、もやもやっと思い浮かびます。
ジッパーにてこずる彼は、リアルすぎてこちらまでドキドキします!

これから良くなるいい予感がしますか?
頼り切っていますが(すみません)、また舞台レポを期待しています。
みさっちゃん 2009/02/25(Wed)22:50:05 編集
・ Re:お待ちしてました/Rumy→みさっちゃんさん
みさっちゃんさん、こんばんは。はい、ただいまです。

ちゃんと伝わってますかね?色んなシーンがあって、人もセリフも多いし、伝えるのに苦労します。二回目はだいぶ自分の中に入って来たので少しはマシになってるといいのですが…。

ジッパー、ホント勘弁です。今日は怒った勢いで椅子を倒してました。多分、本来倒れないシーンだと思われます。さり気なく跨いでましたけど、内心ひやひやしてたんじゃないかと(笑)。冷静に見たいと思いつつ、そういう邪念がなかなか拭い切れません。ファンだから仕方ないんだけれども。
2009/02/26 00:48
・ 冬の
Rumy さん こんあいば♪

冬の街を通り抜けて舞台を見に行くと劇場で緑萌えて花が咲くということで、本当に素敵な冬の相葉さんが目に浮かびます。

レポありがとうございます。楽しんで下さい。そして、相葉君に酔いしれて下さい。

尚、女子は、平さんの側に行ったら妊娠するような気がするので、気をつけてね。

バジル 2009/02/25(Wed)19:05:45 編集
・ Re:冬の/Rumy→バジルさん
バジルさん、こんあいば♪

劇場前に着くと看板がすごいウエルカムな感じで楽しいですよ。いい雰囲気です。コリンたちが作った庭園が最後のシーンなんですが、薄い幕はかかっているものの、帰りながらちょっと振り返るときれいな舞台がそのまま残っていてとても綺麗です。緑が佇んでいます。

あ〜、分かる気がします。妊娠しそう(笑)。格好良いぜ、平幹二朗。
2009/02/26 00:44
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