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ハイケイ、アイバマサキサマ。ソシテ、シンアイナルアラシノミナサマヘ。
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思い出話です。

先週、会社で嵐会っぽいものが催されることになって、
なぜなら、私、入社して6年とか7年とか(曖昧)なんですけれど、
ここへ来て初めて同期(もう同期は彼女しかいない)が、
実は嵐ファンだと言い出したのです。
聞けば初コンは2003〜2004年の冬コンだって言うんだから、驚きです。
そういうことは早く言って欲しい。
なんなら入社していちばん最初の自己紹介のときにでも言って欲しい。

でも、本気でハマったのは転世薫風のときだそうで(つまりキャプテンのファン)、
「なぜ転世?」と聞いたならば、
「メンバーの舞台で初めて観たのが転世だったの」
という分かるような分からないような理由でした。
ゆきえちゃんはすごく賢いのにとってもふわふわした女の子なのです。

前置きが長くなりましたが、
そんな話からふと自分が「転世薫風」のDVDを観ていないことを思い出し(ごめん)、
いい機会だと思って再生しました。でも、今日書きたいのはその感想ではなくて、
ついでに久しぶりなのでこっちも観ようと再生したDisc2の話なのですが。
折しも二年前の今日が、大野智個展「FREE STYLE」の初日だった偶然に感動し、
このエントリです。ここからやっと本題。

この前、私のキャプテンファンの友達がアラシゴトの中でもFREE STYLEは
特別忘れられないと言っていたけれど、そのおかげで私も忘れられないというか。
自分はさておき、この日のために遥々飛んできた遠征組の人たちが、
どうにか無事に作品を観て帰れますようにと必死に応援したことが私の思い出です。
そのあとに入場規制がかかって(週が明けたらゆっくり並ぼうと思ってたのに)、
よもや入れないかも…! と、手に汗握ったことも良い思い出ですが。

会場展示用にカラースプレーで大きな看板絵を描いたこと。
ファンからフィギュアのアイデアを募ったこと(選ばれた人は花丸!)。
その中の一人は東京都在住アイドル二宮和也さんだったこと。
ガマドン、智の部屋、キュートなコスプレ写真。
初日、メンバー全員からお祝いのお花が届いたこと。
入口の看板がすごーく格好良くて誇らしかったこと。
表参道、夜遅くまでずっと長蛇の列が途切れなかったこと。

なんだかいろんなことが思いの外、懐かしく感じられ、
つい最近のことだと思っていたけれど、時間は経っているんだなと思いました。
そりゃ、今また作品本が重版されても足りないとかなってるわけだよ。

初日、天袋みたいなところでこっそりファンを覗き込む智さんの、
ドキドキした顔を久しぶりに観れて良かった。
いつかまた作品が溜まったときは、もっと大きい会場で今度はちゃんとお金を取って、
たくさんの人たちの目に触れるような個展が出来るといいですな。
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あの人が好きでわくわくしながら作ってきた作品に、
うまいとか下手とか関係ないことは重々承知の上で書きます。

前々から要所要所でキャプテンの絵を垣間みれる機会はあって、
例えば、『Oの嵐』、『Gの嵐』のお絵描き神経衰弱(最高に大好きな回)、
『まごまご』でおじいちゃんおばあちゃんにあげる似顔絵だったりですが。
小さい頃から絵を描くことが好きな人だけあって、
全く描けない人と比べれば(ここはあえて櫻井画伯と比べてもいい)、
ちょっとうまい感じではあったものの、人前で披露出来る、というのは、
今回の個展のように公の場に出しても充分鑑賞に堪え得るレベル
(ファンはそんなことどうでもいいとは思うけど、もしあれが下手だったら、
キャプテンの集大成とはいえ、やっぱりイタかったと思う。
いくら好きだから頑張って描きました! と言われても。)
にまで達するには、やっぱり10年という時間が要ったのだなと思います。
彼の絵(フィギュアも含む)については、前々からずっと考えていたことだったので、
作品集を拝見しただけでも、感想を書けないわけではなかったんですけれど、
せっかくだから、生で見させてもらって改めて納得した上で書こうと思ってました。

さあ、今から私は相当ハッタリますよ!

語るのはキャプテンのデッザン力について。
例えば、音楽というのは、誰かがふと口ずさんだ鼻歌に感動してしまうことも
あるけれど、やっぱり発声がちゃんとしている人の歌は聴きごたえがあるように、
絵も、小さい子が描いたラクガキに思わず微笑んでしまうこともあるけれど、
やっぱり基本のデッサンがちゃんと出来てる人の絵は安心して見れるものです。

デッサンというのは、私の解釈では対象物の形を正確に写し取る作業です。
描き方は線にしても面にしても、いかに対象物の形を捉えられるか。
どんなに細かく描き込まれていても、デッサンが狂ってれば、
表向きにはいい感じでも、実は骨組みのいい加減な建築物のようなもんです。

で、私の拝見する限り、キャプテンは独学なのにデッサンが出来てる人。
前述した『美術手帖』でも、キャプテンの作品が引けを取らなかった理由は、
何気に基本が出来ているところにあると思っています。
独学なのに、という前置きをするのは、デッサンを学ぶという行為は、
音楽で言えばボイトレ、スポーツで言えば走り込みのようなもんで、
好きに描きたい人にとってはどうしても飛ばしがちだと思うから。
時には部活みたいにちゃんと指導者がいたり、客観的なアドバイスがあった
方がいい場合もある。とはいえ、あのマイペースで人に倣うのが嫌いな
キャプテンがあそこまで描ける理由に、私はとても関心があって、
ずっと考えてました。キャプテンの何が画力の向上を助けたのか。

キャプテンが絵を描き始めたきっかけに、小学校時代の友達が
ドラゴンボールのイラストを描くのが上手で、自分も真似して、
ひたすら模写したというエピソードがありますが、
彼は人より物の形を写し取る能力に長けているのかも知れない。
と、初めてちゃんと気がついたのは『AAA』Disc2にて、
大宮がエアーゴルフをやっているのを観ていたとき。
私が大好きな場面のひとつですが、あれはさすが大宮、息がピッタリ♪
ってわけじゃなくて、ニノが仕掛けた振りをキャプテンが瞬間的に
写し取っていることから成される技なんだと思います。
ニノはただ合図を出しているだけで、それにまるで前から打ち合わせていた
ように見える天才的な早さでキャプテンが反応して真似している。
ああいうのが形態模写って言うんですかね。凄いです。
それと『まごまご』でおじいちゃんおばあちゃんの似顔絵が上手なこと。
いくら一日(半日?)ロケだとはいえ、別々に行動する時間だってあるだろうし、
ずっと喋っててじーっとふたりの顔を眺めていられるとは限らないと思うんです。
なのに、キャプテンの似顔絵は本当によく特徴を捉えていて、
さらにおじいちゃんおばあちゃんの内面の可愛さまで写し取っている。
抜群の観察力と記憶力を持っているんだと思います。

それらの能力が、好きでひたすら筆を動かすという反復作業と相まって、
絵の基礎を誰かに教わることなく、自ずと実現されているんじゃないか、
というのが、私の考え出した結論です。
だってね、世の中には趣味として絵が好きな人なんていくらだっているんですよ。
でも、みんながみんな、あんなに描けるようになるとは限らない。
キャプテンは才能あるアーティストだ! なんて言うつもりはないけれど、
センスがあるとすれば、そういったところなんだと思います。
運動神経がいいっていうのも、案外繋がってる気がします。
きちんと座って静物デッサンを繰り返すことだけが、
基礎を習得するやり方じゃないんだなって思いました。

とはいえ、キャプテンだって始めからその能力を活かせていたわけではなくて、
やっぱり、初期の作品を見ていると甘いところはいくらでもあって、
だから継続は力なりとはよく言ったものだ、と彼の10年には本当に脱帽です。

作品集には載らなかったけれど、近著の猿の絵が個人的には一番ビックリしました。
本当によく描けているなあと。あとやっぱりタツノオトシゴはいい。
しっぽの部分の変なキャラと星の反復が大好きで、ずっと見つめてました。

あとは連れの人と、作品集最後の4Pの別バージョン50〜100点近く
(あれ?どれくらいあったっけ。結構な点数ありましたよね)
の展示に釘付け(笑)。「これで写真集1冊イケるね」とひたすら眺めておりました。
あのスタイリストさん、改めて最高ですよ。

一般応募のあったフィギュアのデザイン画が壁一面展示してあるブースも好きでした。
なんだ、こんなに貼ってもらえんなら、いちかばちか応募しときゃよかった!
なんて思ってみたり。キャプテンの作品以外は興味が湧かないかなと思いきや、
ファンの方々の素敵メッセージに癒されました。愛に溢れていて。
結構時間かけて見てました。

フィギュアもひとつひとつ丁寧に見て回りましたが、
まるでキャプテンの息がかかるというか、あの人が作っている残像が見えるようで、
なんだかドキドキしました。大野智をあんなに近くに感じられるのは、
コンサートと同じくらい、もしかしたらそれ以上の機会だったかも知れませんね。

他にも色々あるけれど、キリがないのでそんな感じです。
ちなみに私が買ったのは、貼りもしないポスター!
だって、すごく個展の記念って感じだったんですもん。
もちろん、あのカワイコちゃんショットの方です。
通販でもう少し買い足そうかなと思案中。

そんなわけで、思う存分満喫した『FREESTYLE』でした!
キャプテン、ありがとう! 楽しかったよ〜。
気がつけば、キャプテンの個展に関して、
記事としてはまともなことを書いてないんですよね。
祭りにばっか気を取られて(笑)。
前々から書きたかったことを少しずつ書いていこうと思います。

まずは先日発売された『美術手帖』に絡めて。
個展関連が、様々なメディアで予想以上に取り上げられたことに
ビックリしましたけれど、この雑誌にも載るとは意外でした。
美術の老舗雑誌ですよ。読者はほとんどが美術に関心のある人たちですよ。
もちろん見る目も厳しいはずです。
そんな雑誌にキャプテンが取り上げられるということは、
業界的にも『FREESTYLE』が注目されたということですが。

まず感心したのが、キャプテンの作品がこの手の雑誌に載っても、
全然引けを取らなかったこと。アイドルが個展を開くというフレーズだけ聞けば、
所詮たいしたことないんでしょうという偏見イメージが先行すると思うのですが、
キャプテンの場合、そこそこ上手なので「おっ、やるな」という意外性が
また良かったんだと思います。私はかつての『まごまご』でギターを弾くニノを
見守るおじいちゃんおばあちゃんみたいな雰囲気になったらどうしよう、
なんて危惧していたんですよ。頑張ってくれて嬉しいんだけどねえ、
そうねえ、でも正直よくわかんないやみたいな。あの苦い顔。
でもそうはならなかった『FREESTYLE』は各地で評判の嵐を巻き起こしたわけです。

ところで。
大野くんにとって表現とは何ですか? どんな気持ちでモノ作りをされているんですか?
って聞かれるのって、苦痛なんじゃないかしらって私は勝手に思います。
苦痛っていうか、そういうのってあんまり言葉で説明したくないだろうなと。

個人的な話ですが、私は小さいときから絵を描くのが好きだったんですけど、
女の子の絵とか描いてると、横から大人が聞いてくるんですよ。
「あら〜Rumyちゃん、上手ねえ。これは誰なのかな〜?」って。
それがすごい不愉快なんですよね。「誰とかじゃねえよっ、ただの女の子だよ!」って、
言いたかった。大人ってなんですぐにこれは何の絵? って聞きたがるんだろう。
そんな思い出を、キャプテンのフィギュアが「これは誰なの? どうして黒人なの?」
って聞かれてるのを見かける度に、思い出します。
キャプテンはもちろんそれに対してちゃんと受け答えをしているし、
私が勝手に面倒くせえなあって思ってないだろうかと心配してるだけなんですが、
やっぱり衝動に突き動かされて作ったものに説明を求められるっていいもんじゃない
だろうなあって思うんです。デザインじゃないんだから。

アートってなんだろうという問いは、昔から延々と語られるテーマですが、
私は超個人的なものだと思っています。人とのコミュニケーションではあるものの、
出て来るときは、他者にとってはどうでもいい、自分だけの興味本位で始まるもの。
だから基本的には商売になり得ない。他者に求められるものではないと思うんです。
キャプテンの場合はまさにアートで、まずは自分のために、自分の感情に任せて
作品を作った。インタビュアの愚問にも、ひょうひょうとマイペースでいられた理由は、
キャプテンがそれをよく理解しているからで、だから天下の『美術手帖』に載っても、
勘違いしたアイドルに映らずに済んだんだと思います。むしろカッコイイ。

だからこそ私はね、思うんです。キャプテン、本当に個展をやって良かったのかなって。
多分、本人の言う「ファンの子たちに見せたかった」っていう発言は本心で、
ファンもそれを求めた。でも悲しいかな、やっぱりアイドルとファンの間はどうしたって
商売でしか繋げないわけで、いくら入場無料にしたとはいえ、個展はやっぱり商売で、
グッズもたくさん出て、個展のための新しい作品を短い時間で作らなきゃいけない
って、それはもう仕事なわけで、キャプテンが10年かけて作ってきた作品とは
根本的に意味が違うんです。だからあの人は釣りに行くんですよ。

あんなに素敵な作品を作る人だから、アートを彼の趣味にしておいてあげたかった。
という気持ちと、ファンとしてはでも見れてよかったという気持ち。複雑です。
キャプテンがいつかまた、衝動的に筆を取る日が来ますように。

そうだ、ついに個展を観れました!
ひとりの力じゃ全然ダメだったんですが、助けられました。
どうもありがとうございました。
後日、作品についての感想も書いてみようと思います。
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