『忘れられない人』2007.11.05ソワレ

行って来ました、二回目の観劇です。
以下、ちょこちょこネタばれ含みます。

今日の席は前回よりもさらに上手へ寄ってしまい、席に着いた瞬間、
キャロラインが襲われる場面、およびアダムのアクションを諦めました。
あと、キャロラインの家の前にクリスマスツリーが届く場面も。
私、まだ一回もアダムが運んだクリスマスツリーを拝めてないんですけれど。

私よりももっと上手側の席に、男の二人組の方々がいらっしゃって、
夏希ちゃんのファンなんだろうなあと思って見ていたんですが、
だとしたら、肝心のね、襲われるところが完全に見えなかったわけですから、
「おいおい、ふざけんなよ」と思ったことでしょうねえ。勝手に同情してました。

最近、観に行った方のレポを拝見していると、
笑うところじゃないところで起きる笑い声が増えていたり、
（きゃあ相葉ちゃん可愛い♪ってことでしょうね）
話し声がうるさかったりっていう話を伺うことが多くて、
ファンの方も観るのに慣れてきちゃってるのかなとか思って心配だったのですが、
そんな心配をよそに、今日はとてもいい雰囲気だったように思えました。
私の場合は前回もマナーがよかったように感じていたので、当たり続きです。
もちろん、笑いは起きるんですがちゃんと笑うべきところだったし、
アダムの場面よりも、他のキャストのコメディ部分でたくさん笑いが起きていたのが
よかったなと思いました。前回に比べて、アダム的に笑うところで笑わなかったりも
あったので、むしろ、大人しかったのかも知れませんね。
ただ、携帯のベルが一回鳴っちゃったんですよね。
あれにはみなさん相当怒ってました。帰り、文句を言っている人がいっぱいいた。
でもまあ、アダムじゃなくて相葉さんが可愛くて笑っちゃうみたいな
内輪な空気になるよりは、携帯が一瞬鳴っちゃったくらい、
断然マシだったんではないかと私は思います。もちろん、良くはないけどさ。

初回のときは、相葉アダムのことをまずは伝えなくちゃ！
って気持ちが先行していたんで、他のキャストのことを書けなかったんですが、
今日はちょっと、触れます。
まずは言いたい。綾田さん、ちょう格好良い！
ダイナーの店長、ガス役の方です。『山田太郎ものがたり』で磯貝じい役だった、あの。
やっぱりベテランの舞台役者さんは、板の上でこそ輝きを増しますよね。
脇役ではあるものの、ちょっとした動きがさりげなくて素敵過ぎる…。
あと、マザー・マミーラ役の田島さんも素敵！　物腰が美しい！
脇役の方々は言い始めるとキリがないのですが、本当に素晴らしいんですよ。
メインがキャロラインとアダムの場面でも、横で絶対に気を抜いた芝居なんてしないし。
笑いを取りにいく芝居も多いんですが、すごい巧いから素直に笑える。
マリー役の西さんが大好き！　ビル（ズ）もすごい愛おしい人たちです。
メインの3人がやっぱりお世辞にも巧いとは言えないので、
あんなに素晴らしく脇を固めて頂いて、本当に感謝です。

あと、キャロライン。前回のときは、しょっぱなから涙を流し過ぎていて、
感情のコントロールがまだうまくいかないんだろうなという印象でしたが、
（にしても、一番最初の場面から感情MAXになれるのもある意味凄いけれど）
今日は、ちゃんとそのへんが改善されていて、よかったです。
やっぱり、泣くべきところで涙を流して初めて効果が出るわけですし。

そして、アダム。相葉さんの芝居は抜群に巧かった！　
と言ってあげたいけれど、手放しで誉められる演技力ではないかも知れない。
でも、さすがもう10数公演やっただけあって、なんていうか、
アダムとしての感情表現のレベルが上がっていたというのかな。
2時間10分、完璧アダムだったと思います。もちろん前回もそうだったのですが、
入り込み方が半端じゃなかった。凄みが増していたとでもいいましょうか。
アダム降臨って感じでしたよ。相葉さんに関しては今回そこに尽きるというか、
多少、動きや言い回しが下手でも、いかにアダムになれるかみたいなところが
勝負だと私は思うので、そういう意味ではとても素晴らしかったです。

本日のカーテンコールは、4回？　でいいのかな。
一生懸命数えてるんだけれど、なんでか途中で分からなくなってしまうんですよ。
前回と同様、脇役の方から順に出て来て、最後に相葉さんが出て来たところで、
横一列でおじぎ。2回目もざっと全員出て来て、上手、下手、真ん中の順におじぎ。
その後、相葉さんのみアダム部屋のドアから退場。
3回目はスタンディングオベーションで、アダム部屋のドアから相葉さんだけ
出て来て、生声で「ありがとうございました！」冷蔵庫からアイスの箱を取り出して、
またドアから退場。ここでね、私の前回にはなかったお手振り入りました。
ドアの隙間からぶんぶんって軽く手を振る姿がいつもの相葉さんだったので、
客席が「きゃー」ってなっちゃって（笑）。しばらく拍手が鳴り止まず、
最後にもう一回だけ出て来て、また可愛くお手振りして去ってゆきました。
最前列のお客さんが舞い上がっちゃって。でも、あれは仕方ない。
あんな目の前で手を振られちゃったらね、飛び跳ねちゃいますよね。

そんなわけで、今日も無事公演は幕を閉じました。
あ、そういえば。帰りの山手線の隣の車両にマイケル（キャロラインの弟）
がいたみたいです。みたいっていうか、あれ本物だったんだよな。うん。
制服でお友達と帰ってました。さり気なさ過ぎた。
あの子もコメディリリーフとして、いい味出してるよなあ。
とか、えらそうに言ってみたり。「ねえちゃ〜ん」って。

前回書いたあらすじと内容がやっぱりかなりいい加減だったので、
訂正しときます…。直したら、ここにリンク貼ります。

＊追記 2007.11.06
改訂版です、初回のときのやっぱり結構間違ってました。
書き足したら、よりいっそう長くなってしまった…。
「『忘れられない人』舞台版あらすじと内容」

当日券絶好調超！

早いもので、相葉さんの舞台も残すところ1週間です。
といっても、あと7公演か。まだまだあるな。

私は当日券並びに、初日を含めて3回トライしてみました。
有り難いことに、グローブ座まで30分かからないので、
今のところ、平日はなかなか難しいんですが、
土日で時間があるときは、ちょろっと足を運んだりしています。
当たる気配すらしないんですけれども。
身近なところでちょこちょこ当たったよ〜って話を聞かなくはないので、
まあ、夢のような話でもないのかな、と思いつつ。

でもね、昨日が凄かったんですよ。
人がグローブ座前の広場（？）に収まり切らなくて、場外でした。
なんですか、あれ。先週の土曜日に行ったときはまだ収まっていたのに。
当日券が意外と取れるってことが、噂で広まってついに本末転倒か？
とか、色々考えたんですけれど、もしかしてデビュー記念日だったから？
だって、今日は収まってましたもん。電車越しに見かけただけだけれど。
だとしたら、凄いなあって思って。
その日入れた人は相葉さんに直接「おめでとう」を言えたんでしょうか。
カーテンコールがいつもより多かったって本当ですか？

それにしても、怒濤の当日券並び。平日の様子は知りませんが、
土日の並びようといったら、衰えることを知りませんね。
初日に500人を越えたという話をここでも書かせて頂きましたが、
もし初日が土日だったら、もっとえらい騒ぎになっていたでしょうね。
幸い、平日だったから並びたくても並べない人がいただけの話であって。
500人越えっていうのは、だいたいデフォルトと考えていいんだろうな。
係員さん、大変そうだもの。
3回行っただけで、勝手にすっかり親しみを持ってしまっていますが。
お疲れさまでございます！

昨日並んでいたときに、後ろにいた方々が
「もっと広いところでやればいいのにねえ」
「本当にねえ」なんて会話をなさっていて、
「そうですよねえ」と心の中で勝手に参加してました。
でも、もう少し広い場所でやったとして、本当に満席になるか？　とか、
あれこれ採算を考えるよりも、狭いところでやった方が無難なんだろうし、
今回の舞台ってファンのためにというよりは、
まずは本人の実力向上のために設けられた機会なんだろうなあ、
だとしたら、わざわざ博打なんかする必要ないよなあ、
舞台って儲からないしなあ、とか並びながら色々考えてました（暇だから）。
まあ、単に相葉人気が高をくくられただけかも知れないけれども。

もし、この読みが当たっていたとしたらさ、
今後、相葉さんにこの経験を活かせるお仕事をくれるかしら。
せっかく頑張ったんですもん、この延長でドラマやらせればいいじゃない、ねえ。

oricon style 11/12号

今週のTVガイドの1カットに240円出した自分に悔いはない。
だって、あれはあれでよかったですもの。

だが、しかし。やっぱりこっちの方がお買い得。
ついに来ました。今週のオリスタ。
見開きで『忘れられない人』ゲネプロレポート！
アダムがいっぱいです！

以下、少々ネタばれ含みます。

これですよっ、アダムの赤いぽふぽふ手袋（ミトンと呼ぶらしい）！
キャロラインから誕生日に貰った白いマフラーをぐるぐる巻いて、
こんなに元気そうなのに、彼はこのあとすぐに死にますからね。
アイスホッケーの試合を観戦している様子です。
「ゴーゴー！」って、応援しているんです。キャロラインにひっついて。
ここが一番大きく扱われる場面になるとは意外でしたけれども。

他には、キャロラインに髪を切られるアダム。このあと、泣きます。
キャロラインのダブルデート現場を目撃してしまい、嫉妬に狂うアダム。
「あいつとキスしたのかっ」のシーンです。
もーやだっホンットにやだっ！！ 　のところです。
詳しくは「『忘れられない人』舞台版あらすじと内容」を参照

あと、キャロラインとアダムが真剣に向かい合っているこれは…、
心臓移植を勧めているところかしら。ちょっと定かでない。
所詮、まだ1回しか観てないのです。間違っていたらご指摘くださいませ。

シンディとキャロラインに挟まれるアダムのスリーショット。
これだけ見ると、どんな話なのか見当も付きませんよね。
なんかコメディみたい。でも、やっぱりコックコート（というか作業着？）
好きだなあ。白いエプロンもね、いいです。

普段の明るい相葉さんと孤独な青年とのギャップ、
そして母性本能をくすぐる魅力的なキャラクターに仕上がったアダムが必見。
惚れる覚悟で観劇せよ！　というようなことが書かれておりますが、
別に相葉さん（というかアダム）に母性本能くすぐられてるという気は
さらさらないんですよね。なんか違うと思う。それは、いつも思う。
でも、どうしても可愛いと言ってしまう。何なんでしょうね。
単に語彙がないだけだよっ。