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ついに幕が上がりましたね。

これまでに相葉さん、大野さん、二宮さんのお三方の舞台を拝見しましたが、
実は一番舞台で観たかったのが松本さんでした。
チケットのことを考えると、コンサート以上に精神を擦り減らすのが舞台仕事ですが、
幸いにも抽選枠で当選をもぎとり、本日のソワレを観劇することになりました。

観劇前の自分にしか書けないことを何か記しておきたくて、
無理矢理エントリしているのですが、本当はもっとゆっくり書きたい!←また給料泥棒

嵐ファンになってまさか寺山修司の戯曲を観劇することになるなんて、
それが「あゝ、荒野」だっていうんだから、
ヲタ人生は本当に何が起きるか分からないと改めて思っています。
寺山修司の世界観は興味はあるものの、実は足を踏み入れたことがなくて、
ずっと遠くから眺めている感じでした。
学生の頃、映像の資料室みたいなところに『天井桟敷』のビデオがたくさんあって、
いつか観るべきか、でもめんどうくせえな(ハマったらやだななんとなく)
という気持ちで、結局観ませんでした。ああいうの気力が要るじゃないですかすごく。

筋違いかも知れませんが、私の好きな文学作家は安部公房です。
観劇に備えて、夕暮マリーさんとやらが書いた脚本を読んだのですが、
原作は読んでないから分からないけれど、脚本に関しては、
マリーさんの世界観がすごく安部公房チックだったので、
ほわわんとなりました。すっっげえおもしろかったのです。

加えて、寺山修司の原作に森山大道が写真をつけたことがあるということで、
2005年にパルコギャラリーでそのような内容の企画展があったそうですね。
森山大道は私の好きな写真家のひとりです。
森山さんが松本さんの写真を撮ったと聞いたときの気持ちといったらまあ。
だから、このお仕事は私の趣味ど真ん中でもあるのです。

じゃあ何が好きかといえば「かっこいい」と思ってるくらいなんですけどね。
所詮、森山大道にしても、寺山修司にしても。
細江英公にしても、三島由紀夫にしても、四谷シモンにしても、澁澤龍彦にしても。
当時の新宿のことはよく分からない。
この世代の感覚のことは当然ながら分からないのです。
歌舞伎町と二丁目を同じフィールドにあげたら怒られるのかも知れないけど。
いわゆるアングラ。もしかしたら、道に落ちているコンドームのことぐらいなら
ちょっとは想像出来るかもしれないけれど。

きっと松本さんも同じだと思うんですよね。
会見で小出くんがセリフが分からないとはっきり言っていたのが本当に正直だと思う。
あの新宿のおじさんたちの感覚は時代の産物というか青春で、
私たち世代の共感するところじゃないんですよ。
脚本を読みながら自分が分からない感覚を勝手に松本さんも分からないことにして、
でもあの人は演じなくてはいけないのだから、どう解釈したのだろう、
どう悩んだのだろう、と想像しながら最後まで読みました。

分からないと繰り返しましたが、
それでもあの荒れたモノクロームに、世界観に、憧れを抱きたい。
その上に蜷川幸雄の演出が施されて、その中心に松本潤がいるって一体どういうことだ。
なんで嵐ファンとしてこんなもの見せて頂けるんだちくしょうありがとうございます!!

何を持ち帰れるかちっとも自信がないですが、
出来る限りのことは伝えたいと思っております。
詳しく想像したい方は教科書のようにこのPARCO出版版の「あゝ、荒野」を片手に、
一緒にお勉強しましょう。私はPARCO出版の回し者ではありません。





いろいろ書きこぼしているのにいい加減なエントリしかしていなくて、
大変失礼をしておりますが、私だって書きたいんだもん! PC欲しい! 頑張ります。

それでは、行って参ります。
すーはー。

画像でかいな。
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・ まさかの同じ回だったんですね。
まさかまさかのRumyさんと同じ回だったことに今気付きました。なんという偶然でしょうか。

いい舞台でしたね。語彙力と想像力がないのでけっきょくこの言葉しか出ないのですが、あぁ、いい舞台だったなぁと思わずには居られませんでした。
Rumyさんの感想読めるのたのしみにしてます^^

にしても奇遇すぎて、Rumyファンとしてはうれしすぎです。
はな URL 2011/11/01(Tue)01:39:21 編集
・ Re:まさかの同じ回だったんですね。/Rumy→はなさん
はなさん、こんばんは。

同じ回だったんだねえ。このエントリも直前にアップしてるし、周りにもほとんど黙って行ったようなものだったからなあ。あとから知ることになってちょっと残念。でも、あの日の松本さんをはなさんと一緒に観たと思うと楽しいです。

あの手の舞台をどんな風にエントリしようか迷ってるんですよね。少しでも空気感みたいなのを伝えたいと思うんですけど。時間が経ったら自ずと観た人たちの中からも薄れていってしまうものだから。読んだらちょっとでもそのときのことを思い出せるようなきっかけを残したいんですけどね。今、そう言いながらハードル上げたわ。わたし。
2011/11/27 17:43
・ いってらっしゃい!そしておかえりなさい^^
今頃帰途でしょうか?
ゆっくりとで良いので・・rumyさんの感じられた「荒野」を語ってほしいです。
お待ちしています^^

私の初日は4日です。
本当に楽しみなんです(もはや泣きそう^^;)
takako 2011/10/31(Mon)22:41:13 編集
・ Re:いってらっしゃい!そしておかえりなさい^^/Rumy→takakoさん
takakoさん、こんばんは。

takakoさんが入れてよかったです。このコメントを頂いたとき正直ほっとしたというか。怖くて聞けないし。本当によかったです。

あれからずっと余韻に浸ってますよね(笑)?私も幸運な機会を頂いたことですから、私なりにしっかり記録したいと思っています。いつまでも余韻を呼び起こせるようなエントリが出来るといいのだけど。なんかあの世界観をちょっとでも切り取りたくて。
2011/11/27 17:37
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