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ついにGANTZ公開ということで、観て参りました。
映画館から出て来て最初の感想は「つかれた…」でした。
無意識に肩に力が入っていたようで、いっぱい溜め息が出ました。
けれど、気持ちは爽快で、やっと観れたんだなあという感慨もあり。

結局、ナビゲートDVDを観る時間が取れないまま本編に至ってしまったのですが、
それは後日、PartⅡを観るまでのあいだにゆっくり消化することにしまして。

以下、感想を述べます。ネタバレあります。長いです。

私は原作を読んでいるので、その上での感想になることをご了承ください。

まずは、超×2おもしろかった!! という単純明快な一声があります。
GANTZを作るにあたって、スタッフが抜群のセンスでもって臨んでいたのは、
タイトルバックひとつとってもよく伝わってくるので、
世界観云々の不安や心配は何もなかったのですけれども、
それにしても、頑張ったなあという感心のエールを送りたいです。

私が入った回はいわゆる嵐ヲタの人たちが、ざっと見た印象だとおそらく少なくて、
GANTZ原作ファンの男の子たちや何となく面白そうだから観に来た的な層が
多かったのですが、皆様が、疲れた顔をしながらも、
満足そうに劇場から出て行く様子を眺めていて満足でした(私が)。

公開前にPG12指定されたそうですが、理由は分かる気がします。
以前は松本さん主演の「僕は妹に恋をする」がPG12だったようですけれども、
その場合は近親相姦という点の倫理的なところだと思いますが、
GANTZの場合は暴力や殺人という点なんだろうなあとは予想はしていたものの、
実際に観てみて、確かに結構凄まじかったので、納得はしました。
私は子供がいるわけではないので、親の気持ちは分からないし、
今の小学生界隈の感覚も未知なので、あれを見て曲がった解釈をするものなのか、
どんな問題が起きるものなのか、まったく分からないですけれど、
何か危険があるのであれば、いっそR15にした方が良かったんじゃないかと
思うくらいの勢いはあったような気がします。

GANTZは今回の実写映画化の前に、アニメ化もされていて(2004年)、
そのときにも、惨殺シーンに関しての賛否両論があったそうですが、
GANTZに触れるときに手加減や遠慮をするくらいなら、
いっそ触らない方がましだという考えがアニメーション制作スタッフに
強くあったように、映画制作スタッフも同じ気持ちだったんだろうと、
気概と心意気みたいなものがスクリーンからすごくよく出ていたので、
終わったあとに爽快な気持ちになれた理由はそこにあったと思います。
やりきった感? 別に私が作ったわけじゃないけど。

原作を読んだときに、この作品に嵐の二宮和也が出ることによって、
ファン層というしがらみのせいでGANTZを汚してしまっては嫌だと思っていたのですが、
そんな心配をよそに、映画のGANTZはまさにGANTZそのもので、
ひとつの遠慮もなかった。
嵐の二宮和也が今この作品で躊躇なく玄野くんを演じられたことを、
私はファンとして誇りに思うし、最高に格好良いと思いました。

細かいところを言えば、玄野くんと加藤の関係が微妙だったかなと、
私は感じたんですけれども、理由はおそらく玄野くんの年齢設定で、
原作は高校生のところを映画は大学生に変えていますね。
二人の関係において、玄野くんの人間としての未熟さ、
男の子としての若さみたいなものは結構大事で、
GANTZの世界にハマっていってしまう過程にも、
その愚かさは必然だったと思うので、二宮の演じる玄野くんは、
二宮だからこそ、冷静で賢い印象が強く、
例えば、星人に向かっていくとき、加藤くんと接するとき、
そんな判断はしないだろう、そんな言い方はしないだろう、
といった違和感がありました。
いや、玄野くんは実際にそんな判断をしたり、そんな言い方をするんですが、
二宮が演じると、一瞬「え…?」と思ってしまうのです。

というのは、原作を読んだ側の感じ方で、
知らなければ気にも留めないことなのかなと思います。
ちょっと惜しい! くらいの感じです。
まあ、PartⅡを観て全体を通せば納得出来るような気もしますしね。

ヲタ的な視点から言えば、
アパートで玄野くんが岸本を襲っちゃおうかな、
ドキドキ。みたいなシーンでは、
ちょっとリアルだわあ…なんて思いながらにやにやしていたし、
二宮和也とコンドームの組み合わせに、へえ! なんて妙に関心してしまったり
(ティッシュの下に偲ばせるなんて!)、
玄野くんのときの二宮の髪型大好きだわ~とか思ったりしていました。
でも、調子こいてにやにやしていると、いきなり二宮の手足が切断されたりするので、
ちょっとショックを受けたりします。いや、玄野くんなんだけどもね。

でも、やっぱり撮影時の二宮氏の苦労を思うと(勝手に)、
ことあるごとに、内容とは関係のないところで想いを馳せてしまいますよね。
あああ、田中星人まじこええ。と思いながら、
こんなのと正面切った二宮の勇気を心底賞賛してみたり。

私が一番好きなのは、PartⅠの中ではおこりんぼう星人と戦う、東博のシーンです。
まず、東博がガンガンぶっ壊されていく様を見ているだけでも面白かったです。
原作でも好きなシーンでした。加藤くんと岸本が殺される名シーンでもあるし。
今まで、千手観音に対してあんなビビッたことはないですよ(笑)。

吉高のたえちゃんがね、玄野くんをこっちの世界に繋ぎ止める役ってことでしたけれど、
もっともっとダサくておかしい感じの雰囲気が出ると良かったですね。
でも、たえちゃんの見所は間違いなくPartⅡのほうなので、期待しています。
まさかのラストシーンのみの出演となった山田孝之くん他、
これから活躍するであろう脇役も楽しみです。
ここからのストーリー展開は映画オリジナルになるんですもんね。どうするんだろうな。

さて、もう一回観てこよう!

ニノ、ありがとう。私、とっても楽しいです。
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・ 良かった!
Rumyちゃん、こんにちは。私も観ました。私はコミック未読なのですが、コミックファンであるRumyちゃんは楽しかったのかな?ってちょっと心配したわけです。
ニノが苦悩や葛藤を口にすると、平面なキャラクターに命を吹き込む、ということとは全く違うニュアンスになるんですよ。それがニノが玄野を演じる上でどうなのか…。私は良い方に作用する気がします。
ともかく、part2が楽しみですね。
やすこ URL 2011/02/05(Sat)12:40:22 編集
・ Re:良かった!/Rumy→やすこさん
やすこさん、こんばんは。

楽しかったですよ、間違いなく。私は原作を読んだ上で映画に臨めて良かったと思っています。GANTZは結局のところ漫画が一番面白いと思っていて(今でも)、ニノもその立ち位置にいたと思うので、そこから踏み込む二宮和也の視点を得られたから。

>ニノが苦悩や葛藤を口にすると、平面なキャラクターに命を吹き込む、ということとは全く違うニュアンスになるんですよ。

多分ね、私はその点につまずいたんだと思います。でも、やすこさんに言われて分かったことだったから、すごく納得がいきました。あとさ、奥作品のキャラクターってちょっと変わってるんですよね。ニノはそこは置いておくっていう判断をしたんだろうなあと想像しています。スタッフが世界観に忠実に乗っ取ってくれた分、キャラクターには自由が出来たとも思うんです。

この週末、二回目を観る予定なんですが、そのあとにやすこさんの感想を読むに行くつもりです。ふふふ。
2011/02/10 21:59
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