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初日、観て参りました。

何を隠そう、わたくしは二宮GANTZ担ですので、
大奥はエンジンふかす程度で余力を残しておこうなどと、
高飛車な態度でおったわけですけれども、
なんだかんだ言うわりに結構まじめにきっちり追ってしまいました。
どこまでがきっちりなのかは分からないけれど。
でも、さすがに何十誌と出た雑誌の数々は買い切れませんでした。
そこはまあ良いと思うのですが。というか、出過ぎです。

雑誌もそうだし、当然のように番宣数が半端なく(それはまだ続いていますが)、
ああ、久々の映画仕事だわ…と感慨深く項垂れながらもなんとか乗り切りつつ、
さすがに疲れを隠し切れない二宮さんを見つめながら、褌を締め直す思いでした。
なんか、そういうことで煽られてしまう性格というか、
おまえが頑張るなら俺も頑張る的な、気持ちにスイッチが入ってしまうのです。
終盤は完全に大奥モード全開だったと思う。

そんなわけで迎えた初日。
新鮮な気持ちで感想を述べさせて頂こうかなと思います。
ちなみに、私は原作を読んで行ったクチです。
かといって、よしながふみファンではないので漫画にはたいした思い入れもなく、
原作を読んだことがどう作用したかは分からないのですが。
もしかしたら、その分岐点で結構印象は違うのかも知れないと思っています。

ネタバレせずに何かを言うとすれば、愛すべき作品だなと思いました。
まあ、それなりにヒットはするのでしょうけれども、
キャストやスタッフの方々にきちんと手応えが伝わればいいなと。
そのために無駄に劇場へ足を運ぶなんてことはしないですけれど(でもまだ観る)。
なんか、良かったよ!と言うだけでは足りない何かがあった気がします。

予想以上に満足して帰って参りました。

では、以下ネタバレ含みます。

良かったと思えた一番の理由を考えていて、
ひとつの答えとしてキャスティングの妙かなと今は思っています。

水野が大奥に入ってすぐの前半シーンで大倉くんが活躍する件があるのですが、
や〜、大倉くんの役が一番おいしいんじゃないの! なんて思いながら観ていたわけです。
あの人、色気ありますもんね。美しく嫉妬深い剣士がよく似合っていた。
けれど、シーンを追うごとにそれぞれの役がそれぞれにおいしいというか。
印象に残らない人がひとりもいなかったと思うのです。
藤波とか、ちょっと悪い役だけれど佐々木さんのおかげで嫌いにはなれないし。
玉木くんの松島は美しかったし、
水野に裃を仕立てる中村くんの垣添は健気で可愛かったし、
阿部サダヲの杉下が運命の日に腕によりをかけて水野の世話をする
姿は本当に格好良かった。

その上での、吉宗ですよ。
柴咲さんの吉宗は原作のイメージにとても忠実だと感じました。
淡々としていて、狂った大奥の中で唯一バランス感覚のいい、柔軟な人。
見ていて、気持ちが良かったです。

それと、続編を作る可能性が高いかもなと思わせたのが、
和久井映見ですかね。あの久通をもっと見たいと思ったし、
あの人を見ているとまだまだこれからよと言われているような、
不思議な感じがしました。絶妙な存在感だったもの。
なんでしょうね、あの人すごいよ。
板谷由夏の大岡越前もさりげなく良かったです。
今後は火曜日もNEWS ZEROを観ようかと思うくらいに(出てたの知らなかった)。
吉宗、加納、大岡の三人よかったんだよなあ、本当に。
そういえばこの作品においての水野って、わりとどうでもいいんだった、
と思い出させてくれる力強さがありましたね。

特別ぐっときて泣いたシーンとかはないんですけれど、
堀北真希ちゃんのお信が可愛くて涙が出るかと思いました。
これはだいじなことなので記しておきます。

そして、我らが二宮さんですけれども。
私、さっきから誉めることしかしていないですけれど、
二宮さんの水野も完璧だったんじゃないですか。
ニノの普段からの舌を巻く下町の喋り方は当たり前のように合っていたし、
えらそうな態度も、年上の役者さんを従えるだけの貫禄に置き換わっていました。

ただ、残念だったのはやっぱり背が低くて子供っぽく見えることと、
床で寝ている様が仕事終えて一息ついている男子というよりは、
満足して眠たくなっちゃった女子にしか見えないこと。
肌がすべらかで白いんだもん。きれいすぎた。
大奥の男たちに襲われるときは説得力が出るけれど、
さすがに、年上の女性の前では限界がありますね。
と書いているとまるで濡れ場が本当にあったかのようですが、
濡れ場はまあニノにしてやられたかな。吹聴しよって。
でも、アイドルであることを考えれば結構踏み込んだ方か?
いい顔してましたもんね。ちょっと動いてたし(!)。

でも、床シーンはあれですが、背の低さに関してはね、
京都の風景と壮大な音楽がかろうじてニノを大きく見せてくれていたように思います。
音楽は無駄に煽ってくる感もありましたが、でもいい曲ですよね。サントラ。

初回の感想はそんな感じです。本当に、満足。
まあ、そんな何度も観てどうこうという内容ではないですが、
ちょっと時間をあけて、もう一度くらいは観ようと思っています。

感想を書きながら、良かったよ! と言うだけでは足りない何かが少し見えました。
この作品は世間的には二宮和也主演で通ってしまうだろうし、
他のキャストの人たちの主要なプロフィールには残らない作品かも知れないけれど、
それではちょっともったいないように思うのです。これだ。

豪華キャストが一堂に介して、なんてキャッチーなこと言うなあ、
なんて思っていたけれど、あながち間違ってはいないんですよね。
みんな役にぴったりとはまって、誰一人欠けてもこの作品にはきっとならなかった。
そう感じられるものに仕上がったと感じられたことが、
満足して帰って来れた理由なのかなと思います。

二宮さん、お疲れ様でした。よかったね。
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・ 景色
こんばんは!Rumyさん。大奥大ヒットおめでとうさんです。 私も先週行きましたよ 二回目の予定はしてなかったけど撮影に青蓮院が使われていたと今さら知って もう一度スクリーンで観たくなりました。 だって私去年の秋青蓮院行ったんですよね。 外国の方多かったもんなあ。
最近テレビで観る二宮さまがいつも目が充血していて心配してます。 まあでもますます頑張るのでしょうね、彼は…

いつかゆっくりRumyさんも京都訪れてね。 そんときは我が家の京都担が案内出来るといいけど。
さゆり 2010/10/16(Sat)19:08:25 編集
・ Re:景色/Rumy→さゆりさん
さゆりさん、こんばんは。

歴史建造物にめっぽう弱い私はそういうところに反応出来ないおこちゃまです。いいですよね歴史的視点!羨ましい。時代劇ならではの面白さですね。

二宮氏のことはわたくしもそこはかとなく見守っているつもりですが、見届けるしかないですね。まあ、他に何が出来るわけでもないですけれど。

月末、少しだけ京都へ行きますよ。
2010/10/19 00:20
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