『グリーンフィンガーズ』2009.03.10ソワレ（東京楽）

昨日からなんだかすでに怪しいともっぱらの噂だった相葉さんが、
本日、東京楽のカーテンコールで涙ぐんでました。
号泣ってわけじゃなかったけれど、堪え切れなくて、
涙ぐんだという表現が、多分一番しっくりくるんじゃないかと思います。
あれだけ「泣く」ことを期待される人も珍しいけれど、
こうして自分も冒頭から触れているあたりがやらしいですな。

でも、本人は至って真面目に泣くのです。
泣くことを期待されているとか、泣いた方が最後っぽくていいとか、
そういう邪念とはまったく関係のないところで、
つい感情が高ぶって堪え切れずに泣いてしまうのです。

本日のカーテンコールは5回。
4回目に相葉さんがひとりで出て来るも、最後だということで、
再び全員を呼んでみんなでお辞儀。
涙目の相葉さんはロウ役の山田さんやなすびと顔を見合わせて、
お互い「グー」のポーズをして喜び合ってました。
共演者の方々もそれぞれ手を振ったり、お辞儀をしたりしてくれます。
そして、平さんがはけるときに一瞬ピースしてくれたのを、
私は見逃さなかったです。可愛かった、平さんのピース。
最後、相葉さんがひとり下手袖に残って深々とお辞儀をして
去って行きました。

拍手は鳴り止まず、
5回目に相葉さんがまたひとりで出て来てご挨拶。
これが4回目のときだったか、5回目のときだったか忘れてしまったけれど。
そして、セリフもすごい曖昧なんですけど、ニュアンスでどうぞ。
「本日はお越し下さいまして、ありがとうございました。
3月…違う（真顔で首を傾げる）。2月ですね（笑）。
2月23日から無事今日まで来ました。
怪我もなくここまで来れて、良かったと思っています。
本当に楽しかったです！ いい人たちと一緒に、いい舞台で、」
とかなんとか言うんですが、
途中から続かなくなってしまい、言葉が断片的になります。
結局止まってしまい、しばし黙るんですが、踏ん張って続ける。
「本当にいい人たちと一緒に出来て楽しかったです。
観に来て下さった方々、本当にありがとうございました。
今日はここにいる代表の人たちにしか言うことが出来ないですけど、
今までも観て下さった人みんなに、お礼を言いたいです。
また何か機会があるときには、是非また観に来て下さると嬉しいです」
代表っていう言い方があの人らしいけれど。
すみません。その瞬間、私もみなさんの代表にされました。
相葉さんがさすがに泣き崩れてはいけないと、
自身を奮い立たせているのがよく伝わりました。
お辞儀をする度に顔を赤くして涙目になってました。

最後もまた下手袖で深々とお辞儀。爽やかに笑って去って行きました。

今日、私の隣にはかなり遅れて入って来たカップルがいて、
雰囲気的にふたりとも熱心なファンって感じじゃなく、
彼氏の方が明らかに付き添いで、ちょっと様子が気になっていたのですが、
カーテンコールのときにその彼氏が、私にも聞こえるくらいにハッキリと
「相葉ちゃん可愛い」と呟いて拍手をしていたことに笑いました。

個人的なことを言えば、最後にして今までで一番近い席で観させて頂いて、
ここでオペラグラスを使ったらさすがに失敬だろうという距離だったので、
肉眼で表情のひとつひとつを拝見しました。
近くで観ていると、実はこんなこと喋ってたんだという聞こえなくても
ストーリーを追うのに差し支えのないセリフだけど、
聞こえたら聞こえたで嬉しいという独り言のようなものも聞こえて、
すごくお得感があるのですが、結局は最後の庭作りのシーンが一番です。
近くでも遠くでも、あの瞬間の幸福感が同じです。
相葉さんも共演者の方々もとてもいい表情をするので、胸がいっぱいになります。

感想はまた別に書く気があるので、このエントリはとりあえず報告まで。
相葉さんが楽しかったと繰り返すのは、心からのことだろうということが、
とにかくよく伝わりました。
一気に涙が溢れて収まるというよりは、
何か喋るごとに、周りを見渡すごとに、お辞儀をするごとに、
じんわり涙が滲み出てしまう相葉さんがそれを象徴していたと思います。
打ち上げでも、泣いただろうな。
そして、みんなで抱き合って泣いて笑えばいいと思うよ。

『グリーンフィンガーズ』2009.03.06マチネ

初めてのマチネでした。
6日はずっとソワレだと思い込んでいて、
また頑張って仕事放り投げなくちゃ！
と意気込んでいた私をずっと不審がっていたお友達が、
「あんたがずっとそう言うから、Mステの相葉さん3Dになんのかなって思ったよ」
と言われました。そんなわけねえよ！ ってことで急遽無理くり休みを取りました。
大丈夫、こういうトラブルだってはね除けられるように、
年明けから一日も休まず、残業だってひとつの文句も言わず、
どんなに忙しいときでも、他の人が休みたいと言えば、
「どーぞどーぞ☆あたし頑張りますから！」と100％の笑顔でもって
必死こいて働いてきたんだから。文句は言わせない。

というわけで迎えた6日マチネは舞台期間中、最強最悪の悪天候でした。
みぞれのような雪が降った日もあったけれど、それ以上に。
気温がまったく上がらない上に風が強くて傘がおちょこになるくらいでした。
そんな天気を午後のヤッターWSで翔くんが
「気温がまったく上がりません。冬の格好でお出掛け下さい」って
伝えてましたけど。翔くんなにそれ、喧嘩売ってるんですか。

この日のカーテンコールは4回。
4回目の相葉さん挨拶は定番というかもう無理矢理引っ張り出す勢いです。
今日は終始ひとりでした。
拍手が鳴り止むのを待って、会場を見渡しながら喋り出すも、
「本日はありっ、ありがとうございました！！」
冒頭からまさかの「ありがとう」を噛むという失態。会場、喜んで拍手する。
相葉ちゃん可愛い！ っていう空気と、あいつ噛みやがった！ って喜ぶ空気と、
あー相葉ちゃん…っていう残念な空気が入り混じった感じ。
相葉さん、俯いて失笑。恥ずかしさに負けず顔を上げて、
「しょうがないじゃない。人間だもの」と勘弁して下さい口調。
セリフは忘れてしまったけれど、残りも駆け抜けます！ 的なことを言ってました。

今は東京公演中だし、私がそう感じるだけかも知れませんが、
なんか相葉さんのビジョンに「とりあえず3月10日までは何とかする」
という物凄い近未来の視野、というかあと数日先のことしか考えてません。
みたいな雰囲気を感じるんですよね。あの、相葉さん大阪公演は？
まあ、相葉さんのキャパシティだと今の時点では3月10日までが精一杯なんでしょうね。
それ以降のことは終わってから考える俺！ みたいな。
あと4日、されど4日。頑張れ。

相葉さんからも舞台期間中の天気の話。
「お足元の悪い中、お越し下さってありがとうございます。
この前も言ってたんですけど、舞台始まってから一日しか晴れてないんですよね？
昨日、やっと晴れた！ と思ったら…休演日でした。」
そうそう、舞台が始まる前まではずーっと晴れていたのに、
始まった途端、毎日にように雨が降っているんですよね。
相葉さん、それに関してちょっと腑に落ちないようです。
でも、お友達が言ってたことなんですけど、
この天気、花粉症の相葉さんが舞台を踏むに好都合な天気なんですよね。
一夜明けて本日は快晴ですけれど、やっと知ることになると思いますよ。
天気はコリンの味方だったってことを。

最後に相葉さん。
「全然話が変わるんですけど、今日このあとミュージックステーションに出ます！」
と意気揚々。会場、ちょう盛り上がるも個人的にはあ〜言っちゃったという気持ち。
言うかなとは思ってたんですが、本当に言っちゃった。あの人、どこまでアイドルなんだ。
「あの、（純粋に）舞台観に来て下さってる方はなんかすいません」
みたいなことを言ってましたけど。
そしていつもの笑顔を振りまいて、手を振りながら爽やかに去って行ったのでした。

不完全ながらもネタバレ的なことはかなり書かせて頂いたので、
今日は内容に触れることはないので、このまま書きます。
舞台も終盤。相変わらずなところもあるけれど、
細かい演技をちょいちょい入れ替えて来ているという変化も感じられます。
個人の中で、共演者との関係の中で、もっとこうした方がいいと思ったり、
自然とそういう掛け合いが生まれたりして変えていってるんだろうなと
思われる部分が増えたというか。

ついでに同じ変化という点で言えば、相葉さん髪伸びた！
いつも思うけれど、あの人本当に伸びるのが早い。早過ぎる。
たった二週間で人の髪の毛はあんなに伸びるものなんですね。
開演当初の「短いなあ」という印象が薄れて来ています。

あと、以前にも書いた「コリンの花」（と思われる曲）が本当にいい曲で、
なんとか忘れないようにいつも鼻歌を歌いながら帰るのですが、
家に着く頃には曖昧になってしまって、一生懸命反芻します。
ああ、こんなときこそ楽器付きケータイだよ！
松本さん、楽器付きケータイ下さい！！（需要ここにあり）

帰宅するとポストに発売当日不測の事態が起きて見送りになっていた
「曇りのち、快晴」が届いていたけれど、こんなもん聴いたら一発で
私の脳内がだんだんだん♪でしかなくなってしまうので、
開封したい衝動を抑え、楽譜作成ソフト（あんまり使ったことないけど）を
立ち上げ、なんとか譜面化してみるも8小節くらいしか出来ませんでした。
楽器設定をチェロにしたかったのに、そうするとデフォルトで
ヘ音記号にしかならないので、泣く泣くピアノ譜にしました。
ヘ音記号よく分かんないから嫌い！
ついでにコードも付けてみたかったけど、
私はそんな高等技術を持ち合わせてはないのでした。
8小節だけでもいいじゃんと励まされるかも知れませんが、
スピーカーに割り当てて再生してみたときのへぼさが半端ないのです。
ただ、思い出すきっかけくらいは作れたのでとりあえず満足です。

『グリーンフィンガーズ』2009.03.01ソワレ

週末は晴れるらしいと聞いていたのに、結局は雨です。
そんなにたくさんは降らなかったけれど、雨。
この舞台が始まってから東京は本格的な雪が舞ったり、
天候には恵まれませんね。

本日、鑑賞させて頂いた席は2階席最前。
二階席もS席扱いだと初めて知りました。
一階席の最後列もS席だけれど、先行チケットだったんです。
今日はファンクラブ枠。
一階最後列より二階最前の方が良い扱いだということです。
そんな豆知識はどうでもよいでしょうか。

ここのところ、カーテンコールが増えているようです。
本日昼公演に入ったお友達が「四回やったんだよ〜」と言っていたので、
何かの節目でも何でもない日になんてサービス精神旺盛！
と思ったら、夜は四回に加えて最後にコントみたいなことやってました。
語弊がありますか。ありますね。

多分、ネタバレってほどにはならないと思うので、このまま書きます。

本日も通常通り、一回目は全員、二回目は相葉さんと平さんが最初に出て来て、
そのあと全員、三回目は相葉さんのみ。という流れでしたが、
（だいたい毎回同じなので、詳細はお手数ですが過去記事を参照して下さい）
拍手鳴り止まず（あれは賞賛というよりも、相葉出てこい！の拍手と解釈）、
四回目も相葉さんのみ登場。
セリフはだいたいですが、以下のようなやりとりです。

相葉さん「ありがとうございました！！（会場を見回して、深々とお辞儀）
毎日、本当に楽しくやっています。いい仲間と。本当にいい仲間とやってます。
今日ちょっと、あれ？っていうシーンがあったと思うんですけど（笑）、
（会場もどのシーンのことを言っているのか一発で分かり、笑う）
いやね（ここから完全にぶっちゃけトーク風）、今日は今までにやったことなかった
新しい試みをしてみたんですよ！ 叩いたことのない人の頭を叩いてみたんです。
ジミーっているでしょ？ 住田さん。ねえ、ちょっとジミーくんいる？」

下手から呼ばれてやってきたジミー役の住田さん。
ここから舞台中央でふたりトーク。

住田さん「いやね、あんた笑いすぎでしょ？ いくら面白かったからって、
お客さん観に来て下さってるんだからちゃんとやんなきゃダメでしょっ！」
相葉さん「（大爆笑）いや、だってね？ 叩いてみたらすごい軽い音がしたんですよ。
パコッつってね？ 人の頭はこんなに軽い音がするもんなのかと！」
住田さん「いや確かにオレの頭、付け毛だから（なんとかかんとか）、
ここね（頭を指して）、マイク入ってるからね？ 明日から気をつけてよ？」

注：当然ですが、頭にマイクなんか付けません（笑）
ここで住田さんはける。

相葉さん「そんなわけでですね、楽しくやってます。今後また観に来られる方も、
そうでない方も、相葉雅紀がまた新しいチャレンジをするぞ！となったときには、
是非また足を運んで頂ければなと思います。
とりあえず、3月10日まで、突っ走ろうと思います。本日はありがとうございました！」

という、感じでした。本日のカーテンコール。
いやあ、相葉さん喋った喋った！
最後、相葉さんがはけるときは最前の方々に思う存分手を振っていて、
指差しなんかもしたりして、何人か殺しながら去ったという感じです（笑）。
あんなん初めて見ました。まだ先が長いのに、ぶっちゃけ過ぎじゃね？
でも、楽しかったです。舞台上で相葉さんが客席と話すときって、
コンサートとはまた違った親近感があって面白いもんです。

住田さんとのこの件、詳細はどうしても本編に触れてしまうので、
あとで改めて書きます。

こんなやりとりからも分かるように、相葉さん、かなり余裕が出て来たようです。
だからといって、芝居が急激にうまくなった！ とかそういうわけではないのですが、
確実に息は合ってきているというか。芝居中もコリンが仲間と打ち解けてくる後半、
すごい楽しそうにするんですよね。元々、そういうシーンではあるものの、
より一層、仲間感が増しています。
これは、カンパニーとして理想的な成長だと思われます。
さすが男子校カンパニーは強くなるわ。

初の週末、4回公演のラストということで、
疲れてないかなと心配もしたのですが、取り越し苦労だったのかも。
疲れてないと言えば、きっと嘘になる。
でも、いい仲間とやっていると本人が言うように、
そういうことが吹っ飛ぶくらいの何かがあるような気がします。

以下、ネタバレとなりますので隠します。

＊追記
昨日のどうぶつ園の相葉さんは見た目がコリン！