『スマイル』最終話

大きなことから小さなことまで叩き出したらキリがないのです。
コメディじゃない分、タチが悪いとも思う。
ただ、その悪態とは矛盾するようにすごくきちんと観ていました。
観るにしんどい部分も少なくはなかったんだけれども、
そのへんはわりとタフだったです、自分。

普段ドラマを観ない母親がなぜか第八話から突然観始めて。
よりによって、あの第八話から急に観始めて。
全然ストーリーを追えていないくせに、言いました。
「あの子の努力は、きっとこれからに活きるのね」
そうなの、お母さん！ あの子、真面目ないいこなの！

松本さんのひたむきな努力と、根性に。
そしてその成果に。

私が最初から最後まできちんとこのドラマを観続けたのは、
松本さんが真摯に芝居に取り組んでくれたからに他ならない。
けれどそれは、単純に中の人を見ているというだけでは
片付かないような気がします。見事だったと思います。

それだけで叩き出したいことすべて帳消し！
ファンだからとかそうじゃなかったらとかもすべて帳消し！！
というくらい、松本さんの演技が良かったです。
それに尽きると思います。
松本さんの言う「何か」が漠然とした「何か」のままで宜しければ、
その「何か」は間違いなく私の中に残りました。
ありがとう、松本さん。そして、お疲れさまでした。

ちなみに、
最後のビトは「きっとできます！」とも言えますか。