フリーター、家を買う。＃1

すごく面白かったです。

結局、原作は読まないまま初回を迎えました。
どちらでも楽しめるような気はしているのですが、
やっぱり読もうかなと思った理由は、
予想以上に脚本がしっかりしていたというか、骨太の作品のようなので、
原作をどうアレンジしてこうなっているのか、
単純に比較してみたくなったからです。
全部観てからでは多分ドラマの方に感情移入し過ぎてしまいそうなので、
途中で原作と同時進行するという、中途半端な試みをしてみようかなと
なんとなく考えています。両方を公平に観る見方が出来るといいのにねえ。

予告の印象よりもお母さんのシーンがフィーチャーされていたので、
ここそんなに見せどころだったのか、と驚きましたけれども、
おかげで第一話は若干怖い仕上がりになっていましたね。

でも、全体的にすごくすんなり入ってくるお話だったです。
お父さんの気持ちも、誠治くんの気持ちもすごく共感出来たけれど、
少しお父さん寄りの気持ちになってしまったのは、
私が社会人としてそれなりの年齢に来ているということだなと、実感しました。
本当はちょっとだけ、誠治くん側に立って駄々こねてみたいよね。
まあ、ニノ自身も明らかにそんな年齢ではないのだけれども、
役に入れば等身大の説得力を持って、わがままな若者然とするのだから感心します。

個人的な話になりますが、ちょうど春先に転職活動をしていた時期があったので、
誠治くんがリクルートスーツでどこにも相手にされない雰囲気は結構リアルで、
うはは…（笑）と口を開けて観ていました。

私はあんなちゃんとした面接は受けたことないですけれど、
就職活動でどこにも相手にされないとか、即戦力にならないとダメだとか、
竹中お父さんが言う「ちゃんとした会社」のありがたみみたいなものは、
大袈裟で理不尽に聞こえるかも知れないけれど、
案外ドラマの中だけの話ではないので、
社会派ドラマだというのはあながちただのキャッチコピーにとどまらないのかな、
ということと、ちょっと想像するよりも多くの人の共感を呼ぶような気がしています。
実際、初回の数字が結構良かったみたいですしね。

どう展開していくのか、今後も楽しみです。

とはいえ、ニノが出ていなかったらやっぱり観ていなかったと思うので
（元々、テレビっこではないのでハードルが高い）、
たまにはブルーハーツ歌っちゃうみたいな面白シーンがあると、大変喜びます。
なによ、あのサービスシーン。

ところで、この番組に関しては番宣もおいしく頂きましたよ。
A-Studioとか折に触れて何か書きたいところですけれども、
とりあえず、いいともかな（香里奈とまるちゃんと三人のとき）。
一瞬の出来事でしたが、大変よいにのあいが飛び出しまして、
楽しかったです。ごちそうさまでした。