何処へだって、まだ行ける。

一日が10周年ツアーのことだけで終わりました。
いや、ちゃんと働いてはいたけれども。
その間にいそいそとスポーツ紙を買い、華麗にベストアルバムを予約し、
メールを打ち、きゃっきゃきゃっきゃ。
自分、一度にそんなたくさんのこと出来たかなってくらい、
色んなことを同時進行したような、してないような。
したような気分になったような。

会社で、先日エイトコンに連れて行ってくれた先輩を見つけて、
いそいそと近寄って肩をとんとんしてみたら、
振り返りざますぐに「良かったね」って言われました。
先輩の母ちゃん、松本さんのファン。
昼休み、報知の入ったコンビニ袋を片手にぶらさげて、
満足げに煙草を吸っていたら、通りかかった後輩が立ち止まり怪訝な顔で
「なんでスポーツ新聞なんか…。あ、あらし？」と言われたので、
にっこり微笑んでおきました。みんな、色々と物分かりが良くて助かる。
今日だけは誰にでも優しく出来るような気がしました。
ツアーが決まるって素晴らしい。

チケットがどれだけの争奪戦になるかは分からない。
ただ、ニノ舞台よりも遥かに手に入りやすいだろうことは分かる。
去年の国立よりも、いくらかマシだろうことも分かる。
その少しの安堵感が、これからの面倒な色々を前に、
前向きな気持ちにさせてくれるので、私は気持ちがラクです。
少なくとも、焦燥感で泣きそうになりながら頑張ろうと言うのではなく、
口元を引き締め手をぎゅっと握って、頑張ろうと言える。
嵐10周年ツアーへの第一歩がそんな気持ちで踏み出せるもので良かった。
だって今回は、嵐の人たちを近くで見るためのツアーではなくて、
同じ場所で、同じ気持ちを共感するためのツアーだと思うから。
10年には到底及ばないけれど、今までのありったけの感謝の気持ちを届けよう。
それで、ファンとしてちょっとだけは感謝されてみてもいいかなと思うのです。

ところで、ベストアルバム。
私は、特定のアーティストのファンになったのが初めてなので、
ベストアルバムの存在意義っていまいち分からないんです。
すべて持っている音源をそのまま掻き集めて買わされる意味とはいかに。
ただ、何十曲ある中のたった一曲でも、特別な音源があるのなら、
当然、買うんだけれども。というか、お祝いだから何だって買うんだけども。
不思議だなあと思います。そういうもんなのか。
ただ、メンバーのセレクト10曲がおもしろい。非常に。
あーでもないこーでもないって選ぶあの人たちの様子が手に取るよう。
だいたい、どの曲が誰推しって分かるあたり。
いつかどこかで座談会記事載らないかしら。いや載るね、絶対に。
で、誰が「夏の名前」を推したか知りたいです。
『One』発売の頃、メンバーがどの曲をどう言ってたかとか知らないので、
完全に憶測ですが、私、松本さんだと思ってるんですけど。
だとしたら、すげえ可愛いのになあって。
松本さんを可愛いって言いたいだけかも知れないです。うん。

さあ、いらっしゃいませされますよ！！！